ダイヤの原石
遙夏くんの手が耳元に触れる。


「・・・っ!」



私は目をぎゅっとつぶり、マスクが取られるのを待った。


キーンコーンカーン・・・



「あ。チャイム鳴った」

「んじゃぁ放課後俺んちに皆来いよ。


そのとき話し合おう。」


椿くんが言った。



私は不安だらけだった。

私を変えてくれると言ってくれたのは本当に嬉しかった。


でも、私は人に目立つより、目立たないこっちのほうが好きだから・・・



放課後の話し合いでちゃんと私が言わないと・・・
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