ダイヤの原石
「この子、1週間ほど家に泊めてやってもいいか?」


遥夏は母に聞いてみる。


「え・・・えぇ良いわよ?

・・・でも、男の子の部屋はまずいと思うからおばちゃんの部屋で・・・」



「遥夏の部屋でいいです!


彼女なんで!」


「あら!美樹ちゃんといつの間に別れてたの?


あの子いい子だったのにね~」


「お世話になります!」



「いくぞ」


遥夏は素早く2階に上がっていく。


「あ、ちょっと待ってよ遥夏!」


歩夢がうしろから慌てて追ってくる。



遥夏は自分の部屋の扉を開けて歩夢を招きいれた。



「わぁ~!全然変わってない!



まだ初○ミクが好きなの?」


遥夏は黙って壁に貼りまくってあるポスターを丁寧に取り始める。



「取っちゃうの?」


「・・・・・・・・・・」
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