ダイヤの原石
「何をして生活してるかって言われても~・・・


あ!あたしよく友達と遊んでるよ!」


「友達・・・?」


「そう、友達!


いつもくすぐったりして遊んでるんだよ!」


「家はどこにあるんだ」


「結構近くだよ!学校からのほうが近いかもしれない」


「学校?どこの学校だ」



「遥夏が行ってるとこに決まってるじゃん」


・・・・・・・気味が悪い。



遥夏の顔色は既に青ざめていた。


「わかりやすいよ!


ボロ汚いもん、あたしの家」


「とりあえず今日はもう寝よう、夜遅いし」



遥夏は立ち上がってベッドの布団にもぐりこんだ。



すると歩夢も布団に入ってきて遥夏の背中にぴっとりくっついた。



「遥夏・・・おやすみ」
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