ダイヤの原石
授業中に「遥夏、あたしのこと好きだったら今ここで深いほうのキスして?」と言ってきたり、
あるときにはポストの中に「愛してる」と赤黒くなった血で書かれている手紙があって何なのかと聞いたら体を傷付けていいほど好きだってことだとか言っていた。
そしてあるときには「本当に好きなら腕に字を彫ってくれるよね?」と言いながら俺の腕にカッターで『AYUMU×HARUKA』と彫られたことがある。
俺はそれら以上のこともされたことがある。
俺は異常なほどに変わってきた歩夢を見て、
いつか殺されると確信したんだ。
だからある日俺はさりげなく聞いた。
「歩夢」
「何?遥夏」
「おまえさ、俺のことほんとに好きか?」
「うん!」
「愛してるか?」
「うん!大好き!」
「俺のためだったら何でもできるか?」
「うん!何だってできるよ!
だって遥夏のすべてがあたしのすべてみたいなもんだもの」
あるときにはポストの中に「愛してる」と赤黒くなった血で書かれている手紙があって何なのかと聞いたら体を傷付けていいほど好きだってことだとか言っていた。
そしてあるときには「本当に好きなら腕に字を彫ってくれるよね?」と言いながら俺の腕にカッターで『AYUMU×HARUKA』と彫られたことがある。
俺はそれら以上のこともされたことがある。
俺は異常なほどに変わってきた歩夢を見て、
いつか殺されると確信したんだ。
だからある日俺はさりげなく聞いた。
「歩夢」
「何?遥夏」
「おまえさ、俺のことほんとに好きか?」
「うん!」
「愛してるか?」
「うん!大好き!」
「俺のためだったら何でもできるか?」
「うん!何だってできるよ!
だって遥夏のすべてがあたしのすべてみたいなもんだもの」