光恋
龍君の寝顔を見つめながら
そんなことを考えていると
「ん・・・っ。」
と言って、龍君の目が開いた。
「っ!」
アタシはびっくりして床にしりもちをついた。
「あ、ご、ごめんなさいっ!
あんまりにも寝顔が綺麗だったから・・・
って、何言ってんのアタシ!!
ほんとにごめんなさい!」
ひたすら謝罪の言葉を並べる。
「面白いな、お前・・・」
と言った龍君は前かがみになっているあたしの腕を引っ張り、
アタシを抱き寄せた。
「?!」
何が起こってるかわからないアタシ。
抱きしめられてるってしばらくして気付いて
顔を上げた。
目の前には龍君の顔。
近いっ!!!