また…会えるよね?
嫌心 *真司*
ガシャン!!!!!
仕事中だった。後輩につかせた席から大きな音がした。
また、トラブったのか?
「な…ん…ですか…?それ…。」
仕事場がざわつく。。。
聞き覚えのある声だな。。。
視線をざわつく方へむけた
あれは。。。峰岸!?どうしてここに!?
「どうして峰岸がこんな所にいるんだ?」
まさか…こいつ、俺に付いてきたのか?
ふざけんなよ…。こんな危ない所に…女一人で来るなんて。。。
「何を考えているんだ!」
俺は峰岸を無理やり引っ張って外へ出すと、
峰岸の顔を見た。
・・・っこいつ。。。なんつぅ顔してんだよ…。
なんで、そんな顔するんだよ…。
峰岸を見てると、本当の事、話しそうになっちまう…。
俺は背中を向けた。
「先輩!」
・・・あの時と同じ。なんで、この子は、
俺のためにこんなに必死になれるんだろう…。
「先輩が何も言わずに居なくなったのは、私達に迷惑をかけないためですか!?お友達の借金の保証人になってしまって、それを払うために何も言わずに高校休学して、借金返してるんですよね!?」