また…会えるよね?
 

ガシっ

私は橋本先輩の服を掴んですがりついた。
駄目…。今手を離したら、きっとまた…いなくなってしまう・・・。


「・・・。あ!そういやさっきぶつかった時、部屋のカギ、落としたみたい。なにか落ちたとは思ってたけど。。。」


「え あ!そういえば音が!!」

私はパッと先輩の服から手を離した。

「…探さないと駄目じゃないですか…。」

「うーん。。。でも奥の方に行っちゃったみたい。暗くてわからん」


先輩はそう言うと、足で公園の茂みをガサガサし始めた。


「・・・!!あ!!じゃっじゃあ私!コンビニで懐中電灯借りて---・・・。」

「・・・----。」

「?なに?借りてきてくれるの?」
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