恋する天然兎
1人落ち込んでいた私だったが、
…いーこと思いついた!
頭にいーこと速報が流れ、私は思いっきり立った。
すると、終におかしくなったか……と言う顔でこっち見てくる。
「えへへー、私良い事思いついた♪」
うきうきしながら言う私を見て、ふーまくんと若葉ちゃんは首を傾げている。
そして2人が私の方を向いたのを見て、時計の針の音が聞こえるぐらい静かな空気の中で私は、
「えっとねー…若葉ちゃんと慎也くんが漫才やるっていうのは…
………ってななっ!?」
そう言った途端、私はすっごく殺気を感じた。
すごく、すごーくぞっとするような……
怖いオーラが若葉ちゃんから感じられた。