恋する天然兎
「ほーほけきょ♪」
「…由莉、やめなさい。
今は春じゃないし、知らない人から見たらバカだわ。」
相変わらず、毒舌なのか何なのか…ひどい若葉ちゃん。
あっ、でも私は良い人だって知ってるからね!
「由莉そっちじゃない。」
「ありっ?」
もう…とため息をつく若葉ちゃん。
若葉ちゃん……許してね?
「ここだよ」
そして、お目当てのお店に着いた私達。
種類が豊富で、パステルなものから何まで揃っているお店。
「すごいねー。」
「さすがね。」
そう、私達は合宿の持ち物を買いにやって来たのです。
若葉ちゃんは
「うわー…これ可愛い。」
と、手に取り見ている。