恋する天然兎
いや、でも…声も似てた……。
うーん…やっぱ気のせいかも。
私の何かの間違えかなっ。
「…あんた、いっくんに運命感じてるの?」
「へっ!?」
私の声がバス中に響く。
運命……
違う意味で感じているかも。
「何がそんなに引っ掛かるのよ。
今度有紗ちゃんに聞いたら良いじゃない。」
「そっか!!」
その手があった!!
今度聞いてみよ。
いっくんは一体誰なのか。
―――しかしこの後、
この謎がすぐに解けることになる。