滅 ―不良と不良の恋愛論―




「ダメかな。」


「……。」


「やっぱり……ダメなんだ。」


「………う゛。」




シュンと落ち込む藍を見て、罪悪感いっぱいになった珀。


(男子校行かせたほうが良いのか…!?いやでも危険だし、……うーん。)



珀は散々悩んだ結果
覚悟を決めた顔で言った。



「うし、俺も行く。」


「ブッ…!?」



珀の言葉が予想外だったのか、藍はコーヒーを吹き出した。






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