滅 ―不良と不良の恋愛論―





「アハハ。変態いっぱーい。」


「(萌え的な意味で)悶えてる奴らが一杯だなキモい。」




少々、居心地が悪いと感じてきた二人。


まぁだからといって、まだ話が終わってないのだから、店からは出ない。




「ってことは【夜光高校】にも変態いっぱーいかな?」


「あぁ、そうなんじゃね?………って、は?」



藍の言葉に気になるワードがあったのか、珀が固まった。




「藍……おま、【夜光高校】って…。」


「…言ってなかったっけ?転校先の高校。」




珀は石になった。

大事なことなのでもう一度言おう。


石になった。






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