クリスマスの奇跡
「どうした佳奈」

 「えっ別になんでもないよ」

「そっかならいいけど」


チャイムが鳴り新しい担任が入ってきた
数学の鈴川だ


「マジかよなんでよりによって鈴川なんだよ」

 「ヒロもしかして藤堂先生が良かったんじゃないの」

「違うしただ鈴川が嫌だだけだし」

 「弘斗それ図星だろ」

「凄いな琉菜さんヒロのことなんでもんで知ってるんだね」

 「そんなことないよ藤堂先生てドラマとか出てくる守ってあげたくなるヒロインみたいだしそれにヒロってそういうタイプ好きじゃない」

「たしかなそういうところあるかも」

 「でしょてか佳奈ってそういうタイプだよね」


「そんなことないよ」


でも内心嬉しかったでもまだ瑠菜のことは恋のライバルだ

昼休みになり私は前のクラスのみんなと一緒にお弁当を食べようと隣の教室に行こうとする

瑠菜が声をかけてきた


 「佳奈お昼一緒に食べない」


正直一緒に食べたくなかったなぜだか私は瑠菜にコンプレックスというか敵対心のようなものを持っていたでも断わる理由もないので
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