大好きでした。
第1章
春
「ねぇキスしていい?」
「…う、うん。」
私の唇は
令太に塞がれた。
初めてキスをした。
中学2年の春
沙良には同じ歳の
令太とゆう彼氏がいた。
付き合うのは
初めてじゃなかった。
令太も同じく。
周りはカップルばっかで
ちょうどお互い彼氏彼女が
いなかったうち等は
友達に言われて
半ばノリで付き合い始めた
沙良にとって令太が
忘れられない人になるなんて
思ってもいなかった