CHANCE 2 (後編) =Turbulence=
ここ、ワイキキリゾートってところは兎に角広いところである。
3階建てのクラブハウスの様なところは、1階は受付のカウンターとインフォメーション
エントランスを通ってなかに入るとそれが真正面に見える。
エントランス右側奥には、ラウンジ喫茶が有り、ゆったり座れそうな大きめの椅子と丸テーブルが幾つもある。
エントランス左側には広い通路がり、そこを通ってコテージタイプの宿泊施設へ行けるようになっていた。
その通路を通り建物の外に出ると、雨の日でも大丈夫なように、各コテージまでの通路には屋根がある。
コテージは、巾5m×奥行き8mの2階建てで、1階はバス、トイレ、キッチンとリビングになっており、大体20畳ほどの広さである。
2階は、13畳ほどの広さの寝室になっており、ベッドが2つ置かれてある。
その寝室の窓は、全てのコテージは海側(南側)に大きなガラス扉があり、カーテンを開けてガラス扉を開けると、物凄い解放感がある。
テラスには、バリアフリーで出られるようになっていて、海を眺めながら置かれてあるリクライニングシートに寝そべりながらシャンパンなんか飲んだらお洒落であろう。
そんなコテージがきちんと5m間隔で、クラブハウスの左右に並んでいる。
建物を出て右側(西側)は、建物から近い順にA―1からM―1まで、左側(東側)も、建物から近い順にN―1からZ―1までが海に近い前方にずらっと並び、それと並行して後方にA2からM2までが右側に、 N2からZ2までが左側に並んでいる。
しかも、後方に在るコテージは、海側に並んでいるコテージとコテージの間から海が見えるように建てられているので、コテージ が邪魔で海が見えないなんて事はない。
後から聞いた話しだが、前方の海に近いコテージは、1泊1名350ドルで、後方の海から少し離れた方のコテージは、1泊1名200ドルと、同じ造りの建物だが値段はかなり違うんだって。
左右のコテージの間には、海を眺められるプールがあり、そのプールの周りにはテーブルが接地されてある。
そのプールとクラブハウスの間には、屋外レストランが有り、特設ステージではハワイアンやタヒチアンのダンスや、ファイアーダンスなんかも催されており、歌謡ショーもやるそうだ。
そのショーを観ながら食事が出来るようになっている。
クラブハウスの横に、もう1つ建物がある。
大学の部室が並んでいるような感じで、表はガラス張りである、
中を覗いてみると、コンビニだったり、サーフショップだったり、スキューバダイビングの受付だったり、ボートのレンタルショップなど、色々なお店が並んでいる。
その建物とクラブハウスの間には、ゴルフ場で見かける4人乗りの電動カートより、少し大きめな6人乗りのカートが何台も置いてあった。
お客様やお客様の荷物を、このカートを利用して、コテージまで運んだりずるそうだ。
クラブハウスの2階はアスレチックジムが有ったり、土産物売り場やフォトスタジオなど、色々なお店が入っている。
3階へ上がると、そこは海を観ながら食事が出来る360度の大パノラマレストランとなっていた。
青い空と広い海を眺められる。
夕方になれば、サンセットもバッチリ観れて、人気の時間帯になっているから、予約した方が良いそうだ。
一通り説明して貰ってた後、皆それぞれ自分たちの部屋のキーを持ってコテージにむかった。
A―1コテージは、俺のアボジ(親父)とオムニ(お袋)
B―1コテージは、俺とソナ
C―1コテージは、KYUとソラ
D―1コテージは、テジュンとミリ
E―1コテージは、ジョージとナナ
と言う部屋割りになり、一旦部屋で荷物を解いたりして、夕方の6時にクラブハウスの3階のパノラマレストランに集合する事に。
まだ4時間以上あるので、俺はソナと一緒にクラブハウスの横に在るコンビニでサンドイッチやお菓子、ジュースや雑誌なんかを買ってきて、二人でイチャイチャしながら時間を潰した。