CHANCE 2 (後編) =Turbulence=




今夜は、直ぐに本郷のマンションに戻って二人で朝までグッスリ寝ていた。



朝6時に起きた俺は、ソナを起こさない様にソーッとベッドから這い出て、キッチン横にある方の洗面台で歯を磨き顔を洗った。



寝室の中にある洗面台だと、疲れているソナが起きてしまうからと、俺なりの気遣いだ。



それでも、朝食にとベーコンエッグを焼いて、コーヒーが落ちる頃には眠たい目をシバシバさせながら、ソナも起きてきた。



「オッパ、お早う!」



『お早うソナ!

グッスリ眠れたかな?』



「うん!

自宅で一人で寝る時よりグッスリ眠れたよ。

オッパが隣に居てくれると、安心して寝れるもん。」



『それじゃあ、今晩は俺が隣に居るから朝まで寝させないよ♪』



「オッパ、朝から下ネタ?

まぁ、私はそれでもいいよ。

朝までヘブンズ コース!」



『あぁ、ソナはこんな事言う娘じゃ無かったのになぁ‥‥‥‥‥』



「オッパ、ヒドイ。

あぁ、お腹空いたね。

ゴメンね! ホントは私が早起きして朝食を作らないといけないのにね!」



『イヤイヤ! んなもん、朝からボヤ騒ぎはゴメンだから、頑張って俺が早起きしたよ。』



「オッパ~~!」



『ジョーク・ジョーク!

さぁ、冷めないうちに早く食べよう?』



「いっただっきま~す!」



『俺は、これ食べたら、渋谷署に行ってくるから!

終わり次第、会社によるから、ソナも会社に顔を出しといて!

お昼頃には行けると思うから、一緒に梨泰院(イテウォン=桧山マネージャーの実家の創作韓国家庭料理のお店)に行こう!』



「分かったわ。

それじゃあ、気をつけて行ってらっしゃいねぇ!」



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