CHANCE 2 (後編) =Turbulence=
10ヶ所在るチャレンジルームの一番南の端にある部屋へと入ってきた堺皇成。
それではスタートします! と言う室内放送の後、8小節のギターのメロディが流れた。
放送が3度繰り返された後、耳コピーした先程のメロディを演奏するのだ。
堺皇成は、いとも簡単に演奏した。
その時点で、チャレンジルームの横に作られている大型の電光掲示板に、数字の【001】と言う表示が現れた。
それを見ていた他の参加者達が、一斉にチャレンジルームに殺到して来た。
5日目に、すでに200名が合格して、残り50名の枠に150人以上が残っている。
そして、気が付けば6日目には第1セクションが終了した。
勝ち残った250名は、7月20日からの第2セクションへと進んで、新たな戦いを繰り広げていくのである。