CHANCE 2 (後編) =Turbulence=
今日は朝から嬉しい話を貰ったから、気分良く仕事が出来るぜ!
収録が始まり、Seijiさん率いるNIGHT MAREが、トップバッターで、次がTHE BIG DIPPERだ!
俺達XYZは8番目で.CALMがその後だ!
美racle/Ladyが11番目で、トリ(一番最後)は紫炎である。
出番を待っているとき、突然大きな声が、控え室に響き渡った。
「ハジマン!(ヤメテ!)
シロヨ!(イヤ~!)」
『ヌンロカプシダ!
(遊びに行こうよ!)』
「オイ、DJ-C!
俺のタレントに何ちょっかい出してんだよ!
マジでお前は女癖が悪いんだな!」
『いゃあ~先輩!
またまた目くじらたてて!
堅いっすねぇ!
ちょっと暇つぶしをしてただけじゃん!』
「いい加減にしないと痛い目に合うぜ!」
『な~に熱くなってるんすかぁ!
おっと先輩!
そろそろ出番っすよ!』
「後で話が有る!
収録が終わったら、クロークで待ってなよ!
必ずだぞ!」
『ハイハイ高山常務さん!』
「あんまりふざけてたら、業界から消えて貰うぜ!」
『怖いっすよ常務!
楽しく行きましょうよ!』
「うるせぇんだよ!」
『ハイ。ハイ。』
カチンときたが、相手にするのも馬鹿らしくなり、ステージ上に目を向けた。
司会者の呼び込みのタイミングで、俺達はステージセンターへと歩みを進めた。
4時間以上の収録を終え、俺達は控室に戻ってきた。
DJ-Cは、残っておけと言ったのにも関わらず、勝手にCALMのメンバーと共に帰った後だった。
一旦新星MUSICに戻って、報告を済ませてから、美racle/Ladyのライヴの打ち合わせだ!
俺達XYZと共にライヴに出ることが決定したのだ。
俺達と彼女達の10人で、俺の常務室の隣に在る小会議室で、構成を考えることにした。
「今回、新星MUSICのアーティスト5組によるファン感謝ライヴに美racle/Ladyも参加して貰います。
場所(ハコ)は東京ドームシティ内の後楽園ホールです。
1400人入れて、チケットは1人3000円だそうです。
出演者は
、
俺達XYZ
CALM
Twincle
韓国本社から
KAYA
Seoul8
そして、
美racle/Lady
となる。 」