狂気と良気
おばあさんがドアの前で止まる。
「一つで良かったんですね?」
「はい。」
「こちらが、予約の部屋です。」
そのドアは、赤黒くサビレている。
おばあさんがドアを開ける。
ギィー、キィーキィー。
外に似合わず、中は凄く綺麗だった。
「ここに仕切りがあって、ベッドは2つずつ並んでいますから…。」
「旅館だから、布団だと思ってました。」
祐馬が言うと…。
おばあさんの目は、一瞬微笑んだように見えた。
「地べたに寝るのは、危険ですから…。」
不適な笑みを浮かべて話す。
「それから、左の道には行かないで下さい。」
「左って、さっき壁が出てきた方か?」
亮太が聞くと…。
「えぇ。右だけが普通に通れますから…」
「わかりました。」
そういうとおばぁさんは出て行ってしまった。
「一つで良かったんですね?」
「はい。」
「こちらが、予約の部屋です。」
そのドアは、赤黒くサビレている。
おばあさんがドアを開ける。
ギィー、キィーキィー。
外に似合わず、中は凄く綺麗だった。
「ここに仕切りがあって、ベッドは2つずつ並んでいますから…。」
「旅館だから、布団だと思ってました。」
祐馬が言うと…。
おばあさんの目は、一瞬微笑んだように見えた。
「地べたに寝るのは、危険ですから…。」
不適な笑みを浮かべて話す。
「それから、左の道には行かないで下さい。」
「左って、さっき壁が出てきた方か?」
亮太が聞くと…。
「えぇ。右だけが普通に通れますから…」
「わかりました。」
そういうとおばぁさんは出て行ってしまった。