一生恋愛
―ご―
●近付く"最期"
それは、急に訪れた。
俺はいつも通り授業を受けている。
平凡な日常。
そのとき、校内放送がかかったんだ。
《3年5組、川村くん。3年5組、川村くん。至急、職員室へ。》
部長じゃん。
また何かしでかしたんだろうな。
いつもならそう呑気に思うのに、
今日は何故か胸騒ぎがする。
でも、その胸騒ぎに気付かないふりをした。
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●近付く"最期"