一生恋愛



「真由っ!!」







俺は部屋中探した。




もしかしたら隠れてて、俺を脅かそうとしてるんじゃないか。







「真由っ…」







どんなに呼んでも
どんなに探しても



真由は出てこなくて。










そのとき、後ろで足音が響いた。












「っ、真由っ!!」







くるっと振り返る。






でも、俺の視界に映ったのは、うなだれる部長の姿だったんだ。











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