一生恋愛
―ろく―
◎一目惚れから始まる恋
―龍――――
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はっと頭が覚醒する。
体を起こして周りを見渡すと、そこはいつも通りの自分の部屋。
いつもと違うとこといえば、まだ日が昇ったばかりだというところだろうか。
その光景を目にして、ほっとする。
いったいさっきの夢はなんだったんだろうか。
体験したことのない、でもどこか懐かしく、そこはかとない悲しさを感じる。
俺は自分の顔に伝う、汗ではない水分を意味も分からず拭った。
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