一生恋愛
◎俺たちの約束
―龍――――
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「ちょっと時間良いかな?」
その日、いつものように部活に行こうとしていた時、高原に話し掛けられた。
気まずくて、部活を理由に断る。
それでも「どうしても話したいことがあるの。」と引かない高原。
そんな珍しい高原の言動に、俺はついて行くことにした。
そのまま裏庭に連れていかれ、対面する。
久しぶりに正面から見る高原を直視出来ずに目を背けていると、鼻を啜る音が聞こえてきた。
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