Four Tethers〜絆〜
 しかし、沙織用のフリル付きのエプロンは…お世辞にも、似合うとは言えない。

「似あわねぇんだよ、悠。あんたのエプロン買ってきてやったから」

 綾が今買ってきたばかりのエプロンを悠に放り投げながら、ずけずけと本当のことを言う。

「私てっきり、綾が使うのかと…」
「あたし料理は無理」

 そう言って、綾はソファに座った。
 そして、デパートで見た“物”を二人に報告する。
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