Four Tethers〜絆〜
とうとう、堪え切れずに悠が笑い出す。
「友達かぁ…それはかなり効果あるよな。考えたな、諒のヤツ」
大笑いしている悠。
何故それだけで、綾があんなに素直になるのだろう。
「だって…当たり前でしょ?」
「綾は『友達』っていう言葉にめっちゃ弱いから…それを言われたら、さすがのアマノジャクも大人しく言うこと聞くしかないよな」
そんなものなのか。
でもこれでまたひとつ、綾のことが分かった。
「俺はね、今の沙織ちゃんは、何も自分を作ってなんかいないと思うよ」
そんなこと、いきなり直球で言われても…どう答えていいか分からない。
だが悠は笑うばかりで、それ以上のことは教えてくれなかった。
「友達かぁ…それはかなり効果あるよな。考えたな、諒のヤツ」
大笑いしている悠。
何故それだけで、綾があんなに素直になるのだろう。
「だって…当たり前でしょ?」
「綾は『友達』っていう言葉にめっちゃ弱いから…それを言われたら、さすがのアマノジャクも大人しく言うこと聞くしかないよな」
そんなものなのか。
でもこれでまたひとつ、綾のことが分かった。
「俺はね、今の沙織ちゃんは、何も自分を作ってなんかいないと思うよ」
そんなこと、いきなり直球で言われても…どう答えていいか分からない。
だが悠は笑うばかりで、それ以上のことは教えてくれなかった。