Four Tethers〜絆〜
結局、店の中には入れないという条件で、飼うことに決めた。
子猫は汚れていたが、体を洗うと嘘みたいに真っ白になった。
「名前、どうしようか?」
夕食が終わったあとのリビングで、気持ちよさそうに眠る子猫を見つめながら悠が言った。
それから一時間もの議論の末、結局『太郎』と命名された。
(オスだから、と強引に綾が決めた)
…その夜。
太郎と一緒にベッドの中に入った沙織は、何だかとても幸せな気分だった。
「誰かがそばにいるっていいでしょ…。一人じゃなくなって良かったね、太郎」
太郎は気持ちよさそうにまるくなっている。
そしていつの間にか、沙織は太郎と一緒に眠りについた。
子猫は汚れていたが、体を洗うと嘘みたいに真っ白になった。
「名前、どうしようか?」
夕食が終わったあとのリビングで、気持ちよさそうに眠る子猫を見つめながら悠が言った。
それから一時間もの議論の末、結局『太郎』と命名された。
(オスだから、と強引に綾が決めた)
…その夜。
太郎と一緒にベッドの中に入った沙織は、何だかとても幸せな気分だった。
「誰かがそばにいるっていいでしょ…。一人じゃなくなって良かったね、太郎」
太郎は気持ちよさそうにまるくなっている。
そしていつの間にか、沙織は太郎と一緒に眠りについた。