七色の朝日~永遠に続く恋物語~
「さて、邪魔者もいなくなったことだし、本題に入ろっか」
「さつきは邪魔なんかじゃ…」
泉は椿の言葉を遮ってこういった。
「静矢クンのこと、どう思ってるの?」
「えっ…」
次の言葉は椿の頭を空っぽにさせた。
「私、静矢クンと付き合うことになったんだ」
泉はさらに続ける。
「だからさ、静矢クンのことどう思ってんのかなーって思って」
「……………」
椿は何も言えなかった。
言ってはいけないような気がしたから。
「ふぅん…信じられないんだ」
「え」
「私と静矢クンが付き合うこと」
「……」
「まぁでも、これ見たら何も言えない、よね」
泉は一枚の写真を取り出した。
その写真は―――
静矢と泉の、ツーショット。
静矢と泉が手をつないで歩いている後姿。
泉は楽しそうに静矢を見て笑っている。
静矢の顔は前を向いていて、この写真では分からない。
「だからさ、静矢クンのことが好きならあき――」
「佐久良っ!!!!」
教室の扉が開いた。
「さつきは邪魔なんかじゃ…」
泉は椿の言葉を遮ってこういった。
「静矢クンのこと、どう思ってるの?」
「えっ…」
次の言葉は椿の頭を空っぽにさせた。
「私、静矢クンと付き合うことになったんだ」
泉はさらに続ける。
「だからさ、静矢クンのことどう思ってんのかなーって思って」
「……………」
椿は何も言えなかった。
言ってはいけないような気がしたから。
「ふぅん…信じられないんだ」
「え」
「私と静矢クンが付き合うこと」
「……」
「まぁでも、これ見たら何も言えない、よね」
泉は一枚の写真を取り出した。
その写真は―――
静矢と泉の、ツーショット。
静矢と泉が手をつないで歩いている後姿。
泉は楽しそうに静矢を見て笑っている。
静矢の顔は前を向いていて、この写真では分からない。
「だからさ、静矢クンのことが好きならあき――」
「佐久良っ!!!!」
教室の扉が開いた。