七色の朝日~永遠に続く恋物語~
「なぁ、佐久良」
 いきなり、静矢が口を開いた。
「これから佐久良のこと‘椿’って呼んでいい?」
「えっ…いいけど」
「じゃあ椿も俺のこと‘静矢’って呼んでよ」
「………いいの?」
「もちろん」
「ホントに?」
「うん、ホント。」
「………ありがと、静矢」
 照れた笑いを浮かべて、椿は静矢と向き合った。
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