振り向いて…



私がそう叫ぶと司はあからさまに不機嫌な顔をした



「あははっ♪今日で流香ちゃんの顔見るのも最後かな…」



そう隆が言った



「なに言ってるの?近くに住んでるんだからいつでも逢えるじゃん!」




「えへへっ♪そうだね、」




そう言った隆の顔はどこか寂しそうだった




「隆…??」




「実はね、引っ越しするんだ」






< 163 / 200 >

この作品をシェア

pagetop