私の初恋
  







「香穂・・・香穂・・・」



 まただ・・・誰かが呼んでる・・。


 白い天井・・・
 どこ、ここ・・・

「んんんっ・・・」


 私はベットで寝ていたみたいだ・・・。
 ふと、隣を見ると・・・・。

 ・・・・・・・・・・・・



 「お兄ちゃん」が寝ていた・・・・。




 ガバッ!!!



 思わず起き上がった・・・。
 私、おっお兄ちゃんと、寝ていた・・・?
 寒気がする。
 昨日のコトがフラッシュバック・・・。
 ああぁ、ダメだ・・・。
 思い出したくない・・・・・・。



「んんんnっ寒い・・・・・



あっ香穂っ・・・起きたんですね。」



 目覚めたお兄ちゃんが笑顔で・・・・・。



 ・・・・・・・・?

 ナンデ・・なんでおにいちゃんが・・・


「昨日は・・・ごめんね・・・?
びっくりしたでしょう?」

 上目づかいであやまってくる。

 びっくりも何も・・・衝撃でした・・・って

「ナンデ知っているんですか?」


 私の質問におにいちゃんは驚いた。

「えっ!?覚えてないんですか?
ここまで香穂を運んだのは、僕ですから。」

 さらぁ~っと驚きの事実知った。



 じゃあ、あの時玄関から帰ってきたのは




 お兄ちゃんだったんだ・・・・・。





 助けてくれたんだ・・・・・





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