hit! 〜鈴鳴と宙音の恋物語〜


「ほら、何してんの!?
帰るわよ!」


「…ぷっ」


本当、面白いよなぁ~鈴鳴って。

見ててあきねぇ。

ってか、これが世にいうツンデレってヤツじゃねぇの?


だとしたら、俺…

ツンデレ好きかも。(笑)


「はいはい、帰るか。」


俺はポンと鈴鳴の頭をたたいた。


「ちょ…もぅ!
子供扱いしないでよっ!」


パッと俺の手を払いのけて、怒る鈴鳴。

こんな風に、すぐ怒る鈴鳴も、好きだ。


大好きだ。


俺って、結構鈴鳴にベタ惚れなのな。




俺たちは、他愛のない会話をしながら、

いつものように、家に帰った。



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