リフレイン〜2nd Season〜
「うん…婚約者がいるかな」
あたしは小さめに呟いた。
「あら、結婚するの?」
「えーーっ!マジざんね…って!!」
朱里はビシッと健太の頭にチョップをくらわした。
「いってぇよ朱里!ちょっとは手加減しろよ!」
「アンタが悪いんでしょーが」
そんな2人の会話を聞いていると、なんだか笑いが込み上げてくる。
「ほら!お前達、静かにしないか!これから明日の警護任務について話をする」
緒方さんが紙の束を持ってきた。
2、3枚くらいホッチキスで止めてあるものを一部ずつ配った。
「明日から2日間、都知事が演説会を行う。その警護に着くぞ。詳しいことは配った紙に書いてあるから各自読むように」
「「はい」」
へ〜…
都知事の警護か。
ま、いっちょやってみますか。
初仕事!