リフレイン〜2nd Season〜
甘く愛しい人
――…
「――…え?じゃあ、たまたま桐島さんと居合わせたってことか?」
ここは潤が住むマンションの一室。
今、あたしと潤は寝室のベッドの上でお互い生まれたままの姿。
あたしは布団を体に掛け直した。
「うん。偶然だよね〜!ヤバかった!」
あたしは苦笑いを溢した。
「でも桐島さんがいて良かったな。だから助けられたのかもだし」
「…そうだよね…」
確かに桐島ちゃんがいなかったら完全に負けていたかも。
いくらSPったって、あたしも女だし。
「水樹は怖いもの知らずなとこあるし、ちょうど良かったんじゃないか?桐島さんがいれば変に無茶できねぇだろ」
潤は可笑しそうに笑うと、ムクッと体を起こした。
あたしはと言えば、まだ快感の余韻で体が痺れていて動けない。
今日の潤はいつもより激しかったから…
「……どうした?もしかしてまだ足りない?」
潤がイキナリあたしに、顔を近付けてきた。
突然の潤の行動に、体がビクッと反応する。
「べ、別にっ!」
あたしは布団を頭まで被った。
――その時。
「――隙アリッ!」
へっ!?
あたしはびっくりして潤を見た。