リフレイン〜2nd Season〜
そして式は進み、披露宴になった。
あたし達は指定された席に座り、瑠樹也と美嘉ちゃんの挨拶を聞いた。
話しながら涙を流す美嘉ちゃん。瑠樹也はそっとハンカチを差し出した。
会場にいる大勢の人達は、暖かな目で2人を見ていた。
挨拶なども終わり、ワイワイ騒ぎのパーティーになった。
あたしは潤達と一緒にお酒を飲んだりして、楽しんでいた。
「――二宮先輩」
うしろから声を掛けられ、振り向く。
「瑠樹也っ!」
そこにいたのはタキシードを着た瑠樹也。
「どうしたの?てかすっごくカッコよかったよ!」
あたしは瑠樹也に笑いかけた。
「ありがとうございます。あと…今日は来て下さってありがとうございました」
瑠樹也はあたしに丁寧に頭を下げた。
「も〜!水臭いこと言わないでよ!仲間じゃん♪」
あたしは瑠樹也の肩をポン、と叩く。
「二宮先輩と戸田先輩の式も呼んでぜひ下さいね。美嘉と一緒に行きますので」
瑠樹也はニコッと微笑んだ。