リフレイン〜2nd Season〜

「潤、ありがとね?来てくれて…」



「ん?いいよいいよ。気にすんな」



潤は優しく微笑んだ。




「あ、そうだ。水樹、俺さ…」




「ん?」




潤は何か言いかけたみたいだけど、口をつぐんだ。




「いや…やっぱ何もねぇわ」




「え〜!!教えてよぉー!気になるじゃーん!」




あたしは潤を急かすように言った。




だってホントにこういうの、気になるんだもん!




「そのうち分かるから。今は内緒な」



潤は“な?”と、あたしに言い聞かせるように言った。




「ん〜……分かった。」




あたしは仕方なく頷いた。




「んだよ、浮かない顔して…そんなに気になるか?」




潤はスッキリしないあたしの表情を見かねたのか、顔を近付けてきた。




「だって――……んっ…」




いきなり唇を塞がれて、戸惑うあたし。




え?
えっ!?




目を見開いていると、ゆっくり唇が離れた。




< 149 / 271 >

この作品をシェア

pagetop