リフレイン〜2nd Season〜
幸せへの通過点
――翌朝、警護第四係オフィス。
「おっはよー!!」
あたしはいつも通り、元気良く四係のみんなに挨拶。
「みず、おっす!」
「おはよう」
見ると、オフィスにいるのはまだ健太と北野さんだけだった。
「あれ?朱里は?」
緒方さんはいつも遅いからな。
「あ、分かん…ねーわ」
健太が苦笑いを溢した。
あたしは透かさず健太をオフィスの外に連れ出す。
「なんだよ、みず〜」
健太は不安そうな顔をする。
「あんたさぁ…朱里となんかあったでしょ?」
「えっ!!?」
コイツ、分かりやすすぎ…(笑)
「……で?何があったわけ?あたし昨日、相談されたんだけど」
健太は驚いたように顔を上げた。
「そう…なんだ。朱里のやつ、水樹に……」
??
あたしは言葉の意味が分からなかった。