リフレイン〜2nd Season〜
「水樹、とっても綺麗だわ。…って、あら〜!!潤くん!!めちゃくちゃカッコいいわよ〜!!!!」
キャー!と騒ぐお母さん。
ちょっと…(笑)。
「ありがとうございます。今日は最高の式にしましょうね」
潤はそんなお母さんに呆れることなく、笑顔で言った。
「それにしても孫にも衣装だな(笑)」
夏兄が言った。
「うるさいっ!夏兄、ウザイから帰って!」
「あっ!おい!ひでーじゃねぇか…」
「こら、2人とも!くだらないことで喧嘩すんなって。綺麗じゃん、水樹」
春兄は仲裁に入ると、あたしに笑顔を向けた。
「ありがと〜春兄ー!大好きー!」
あたしは春兄に抱き着こうとした。
「抱き着く相手が違うだろ。お前は潤くん!」
あたしの腕はあっさり掴まれてしまい、夏兄は潤のほうにあたしを追いやった。
「えーん!潤〜!夏兄が冷たくなっちゃった〜!!」
あたしはわざとらしく潤に抱き着いた。
潤は何とも言えないような苦笑いを浮かべている。
こういう時間はホントに幸せ。
潤と一緒にいれてるんだって、実感できるから。