リフレイン〜2nd Season〜
あたしはオートロックを解除すると、部屋がある階までエレベーターで上がる。
――チーン…
目的地に着いて、エレベーターから降りる。
歩き出した瞬間、激しい目眩がした。
「……っ…ぅ…」
あたしはバランスを崩し、その場に座り込んでしまった。
なんだろ…。風邪かなぁ…?
あたしはクラクラする頭を押さえながらも、部屋に辿り着いた。
――ガチャ…
部屋の鍵を開け、中に入る。
靴を脱ぎ、寝室に向かおうとした矢先…再び吐き気に襲われた。
「……っ…うぅ…」
あたしは何とか吐き気を堪えた。
すると、あたしのケータイが鳴り出した。
ディスプレイを見ると、潤からの電話だった。
あたしは弱々しくケータイを手にし、電話に出た。
「はい…」
あたしは今にも消えそうな声を出した。