リフレイン〜2nd Season〜
「あ、水樹。起こしちゃったか?」
そこには案の定、潤の姿が。
料理中だったみたい。
「ううん…大丈夫だよ。」
あたしは壁にもたれ掛かりながら話す。
潤はそんなあたしに素早く駆け寄り、体を支えてくれた。
「立ってるの辛いだろ。寝ときな?」
潤はあたしをヒョイッとお姫様だっこすると、寝室に運んでくれた。
「ありがとー、潤…」
「どういたしまして。お粥作ったけど食べるか?」
潤はあたしをベッドに寝かせ、布団を掛けると、優しく頭を撫でてくれた。
「ん…なんか、あんま食欲ないかも……」
なんか潤に申し訳ないな…
せっかく作ってくれたのに…。
「そか、分かった。じゃあ明日、食えたら食うか。明日になっても調子悪かったら病院行こうな。」
「うん…」
あたしはか細く返事をする。
「おやすみ、水樹。」
潤はあたしのおでこにキスを落とした。
「おやすみ…潤……」
あたしは小さく微笑むと、目を閉じた。