リフレイン〜2nd Season〜

「彼女?誰が!?」




あたしは健太に詰め寄った。




すると健太は“しまった”と言わんばかりに表情を歪めた。




朱里は呆れたように健太を見ると、溜め息をついた。




え?
どーゆうこと!?




「朱里、これってー…」




「……ごめんなさいね、水樹。ずっと黙ってて。実はあたしと健太…つい最近、付き合い始めたの」



「えっ…健太と朱里が!?」




「えぇ」




健太はなんか知らないけど、ニヤニヤしながらこちらを見てくる。



「な、なんだ〜!そうならそれで言ってくれれば良かったのに!」



「いや〜だって水樹、結婚とかで忙しかったろ?落ち着いてから言うかーって話になってさ!」




健太が“ごめん!”と言いながら手を合わせてきた。




「健太の言う通りなのよ。本当にごめんなさいね、水樹…」




朱里まで謝ってきた。




「あ、あたしのこと考えてくれてたなんて嬉しいよ〜!ありがとね?教えてくれて!」




あたしは2人の肩に手を置きながら言った。




健太も朱里もめちゃ良い人じゃん!




ベストカップルだよ!!




< 218 / 271 >

この作品をシェア

pagetop