リフレイン〜2nd Season〜
「彼女?誰が!?」
あたしは健太に詰め寄った。
すると健太は“しまった”と言わんばかりに表情を歪めた。
朱里は呆れたように健太を見ると、溜め息をついた。
え?
どーゆうこと!?
「朱里、これってー…」
「……ごめんなさいね、水樹。ずっと黙ってて。実はあたしと健太…つい最近、付き合い始めたの」
「えっ…健太と朱里が!?」
「えぇ」
健太はなんか知らないけど、ニヤニヤしながらこちらを見てくる。
「な、なんだ〜!そうならそれで言ってくれれば良かったのに!」
「いや〜だって水樹、結婚とかで忙しかったろ?落ち着いてから言うかーって話になってさ!」
健太が“ごめん!”と言いながら手を合わせてきた。
「健太の言う通りなのよ。本当にごめんなさいね、水樹…」
朱里まで謝ってきた。
「あ、あたしのこと考えてくれてたなんて嬉しいよ〜!ありがとね?教えてくれて!」
あたしは2人の肩に手を置きながら言った。
健太も朱里もめちゃ良い人じゃん!
ベストカップルだよ!!