リフレイン〜2nd Season〜
――ズキンッ!
!?
「いっ…た…っ…!!」
お腹に走る鈍い痛み。
あたしは痛みのあまり、床に倒れ込んだ。
何…?
もしかして…陣痛…?
あたしは痛みに耐えながら、テーブルに置いてあるケータイを手に取る。
そして潤に電話を掛けた。
――プルルルッ、プルルルッ
ピッ
「はい」
あ、潤…だ…。
「じゅ…ん…?…あたし」
あたしは必死に言葉を繋げる。
「水樹?どうした!?声、苦しそうだぞ!?」
潤は少し焦った声で言う。
「ん…なんか……お腹痛くて…たぶん陣痛だと思…う。」
あたしは額に汗を滲ませた。