リフレイン〜2nd Season〜

マンションに戻ると、潤の家族とお母さん達が来ていた。




お母さん達は今日、仕事休みだったみたいで来てくれることになったんだ。




「あら〜!可愛いわぁ〜♪♪お名前は…雅樹くんで良いわよね?」



潤のお母さんが、雅樹の顔を覗き込みながら聞いてきた。




「はいっ。雅樹です!」




「ほんと可愛い〜〜!なんか潤に似てるんじゃない!?」




「あっ!ホントだ!目とか鼻とか!」




みんな雅樹に寄って、大騒ぎ。




「ふ、ふぇ〜〜ん!」




雅樹は不安になったのか、泣き出してしまった。




「あらあら、泣いちゃったわ…」




お母さんが残念そうに言った。




「眠いのかもだから寝かせてくるね!」




あたしは雅樹を揺すりながら寝室に向かった。




雅樹が産まれる前に用意して買っておいたベビーベッド。




あたしはベビーベッドに雅樹を寝かせると、お腹の辺りをポンポンと軽く叩いた。




雅樹は気持ち良くなってきたのか、指をしゃぶりながら眠りについた。




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