リフレイン〜2nd Season〜
「水樹、雅樹大丈夫か?」
寝室に潤が入ってきた。
「うん、大丈夫だよ!やっぱり眠かったみたい」
あたしはすっかり熟睡モードに入った雅樹を見下ろした。
「母さん達、今日は帰るってさ。また近いうち来るって」
「そっか。分かった♪」
あたしは雅樹に布団を掛けると、潤に抱きついた。
「ん?どうした?水樹」
「ん〜…なんか抱き付きたくなった」
潤はあたしの頭を優しく撫でながら、抱き締め返してくれた。
「ねぇ潤…雅樹がいても、前みたいにあたしのことも愛してくれる?」
「当たり前だろ。雅樹がいるからこそ、水樹のことが大事なんだよ。雅樹を産んでくれた大事な奥さんを愛さないヤツがいるかよ」
潤は真剣な声で言ってくれた。
嬉しい…。
「ありがと、潤…あ、あのさ」
「ん?何?」
潤は優しく聞き返してきた。