リフレイン〜2nd Season〜
「美姫ちゃん。優輝くんに言いなさい。ちゃんと言わなきゃ美姫ちゃん自身が壊れてしまうわ!」
医師はあたしに言い聞かせるように言った。
医師が正しいこと言ってるのは分かってる。
でも……。
「……医師」
あたしは医師の手を掴んだ。
「ん?何?」
「……優輝…喜んでくれると思いますか?」
「当たり前じゃない!あなたを愛しているから、体の関係を持ってるんでしょう?愛しているから…あなたを選んだんでしょう?」
あたしは医師の言葉に、赤ちゃんみたいに泣いてしまった。
今まで詰め込んでいた物が全部弾け飛ぶみたいに。
ただ、優輝に対する“愛してる”って気持ちだけが生きていた。
――あたしは病院を出た後、優輝にメールをした。
『今日会える?話があるの』
あたしは送信ボタンを押した。