リフレイン〜2nd Season〜

「えぇ、今から行くわね」




『おう、玄関で待ってっから』




「ありがとう」




――ピッ…




あたしは電話を切ると、鞄を持って部屋を出た。




玄関に行くと、優輝が壁にもたれながら煙草を吸っていた。




その姿がカッコ良すぎて、ドキドキした。




「優輝!ありがと、待っててくれ――…っ…?」




あたしはいきなり頭痛に襲われた。




な……に……?
すごく、痛い…。




もしかして、つわりってヤツ?




「美姫っ!」




優輝は咄嗟にふらついたあたしの体を支えてくれた。




「ん…ごめ……」




「大丈夫か?具合悪いのか?」




優輝は優しく聞いてくれる。




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