リフレイン〜2nd Season〜
「ううん!ちょっとふらついただけよ!ほら、行きましょ?」
あたしはゆっくり優輝から離れると、車に向かった。
やっぱり…優輝には話さなきゃ。黙ってはいられないわよね…。
「気分悪くなったらすぐ言えよ?」
車に乗り込むと、優輝はあたしを心配してくれた。
「うん。ありがとね、優輝」
優輝はホント優しい。
お腹の子も…優輝に似たら、すごくいい人間に成長するんだろうな…。
――しばらくして優輝の住むマンションに着いた。
一緒に車を降り、部屋に向かう。
優輝はあたしがふらついて倒れないように、腰に腕を回してくれている。
どうしよう…。
ドキドキしすぎて、心臓がもたないわ…。
いつもセックスの時だって、あたし、いっぱいいっぱいなんだもの。
体の一部でも優輝の体温を感じると、あたしの体は全身が心臓になったように鼓動が増す。