リフレイン〜2nd Season〜

「――水樹、戸田さん!」




今は披露宴の真っ最中。
あたしと潤は一緒に食事をしていると、声を掛けられた。




「美姫っ!桐島ちゃん♪!」




そこにいたのは…白のタキシードに身を包んだ桐島ちゃんと、真っ白なドレスに身を包んだ美姫だった。




「今日は来てくれてありがとね?ホント嬉しかったわ」




美姫がニッコリと微笑んだ。




「桐島ちゃん!美姫をぜぇ〜ったいに幸せにしてあげてよね!!泣かせたらぶっ飛ばすからね!?」



あたしは桐島ちゃんの肩をバシッと叩いた。




美姫と潤は可笑しそうに笑ってる。




「言われなくてもそうするに決まってんだろ。俺が幸せにしてみせる」




そう言った桐島ちゃんは、今まで見てきたどの彼よりずっと逞しくて、ずっとカッコ良かった。




幸せになってね!
美姫、桐島ちゃん。




あたしは心からそう願った。




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