リフレイン〜2nd Season〜
「二宮!大丈夫か!?」
倉庫の扉が開き、緒方さんが入ってきた。
「はいっ、大丈夫ですよ〜!楽勝です!」
あたしは男に手錠をかけながら言った。
「そうか……って二宮!お前怪我してるじゃないか!」
「へ?」
あ!
あたし怪我してたんだっけ!?
「もう今日は任務はいいから、病院に行け」
「えっ…大丈夫ですよっ?」
そんなに深くないと思うし…
「いいから行ってこい。命令だ」
緒方さんはポン、とあたしの背中を押した。
「じ、じゃあ…行ってみます」
あたしは渋々了解し、都庁を出た。
緒方さん、ホントに仲間思いだなぁ…。
感心しちゃうよ。
あたしはそんなことを思いながらタクシーに乗り、病院へ向かった――…