リフレイン〜2nd Season〜
「でも…やっぱまだ特殊部隊が恋しくなったりはする…かな」
もちろん朱里達のことも好き。
入りたてのあたしを良くしてくれて…
でもやっぱり、まだみんなと毎日馬鹿やってた頃が恋しい。
自分でSPになるって決めたのに。
「……それは誰だって最初はそうだろ。俺だって多分お前と同じ状況になったらそうなると思うぜ?」
桐島ちゃんは長い足を組んだ。
「そうなんかな〜…」
「そうだろ。お前は自分のこと弱い人間だとか思ってるかもしんねーけど…お前は強いよ。」
「はは…やっぱり桐島ちゃんには何でもお見通しなんだ」
「当たり前だ」
桐島ちゃんはフッと微笑んだ。
「二宮さーん!お薬のご用意が出来ましたよー」
受付からあたしの名前を呼ぶ声がした。
「あっ、はーい!桐島ちゃん行こっ」
「あぁ」
あたしは桐島ちゃんを呼ぶと、受付まで行き、痛み止めを貰った。
「行くぞ、水樹」
「うん♪」
あたしは桐島ちゃんの後ろをついていくように歩く。
「あのさ、戸田さんに悪いから俺から言っておいてやるよ。送りましたって」
「え…でも……」
「だってなんか黙ってんのって逆に悪いことしてるみたいじゃないか?多分戸田さんに聞いても同じこと言われると思うぜ?」
“な?'と微笑む桐島ちゃん。
「う、うん。じゃあ…お願いしよっかな」