リフレイン〜2nd Season〜
「よしっ!じゃあ決まりだな。細かいことはまた後で連絡するから。」
夏兄はそう言うと、コーヒーを飲み干した。
そしてカップを置くと、何かを思い出したようにあたしを見た。
「あ!つかさお前、男いるんだって?」
「はぃぃ!?」
あたしは夏兄の急な発言に思わずびっくりしてしまった。
てか、なんで知ってるワケ!?
「いや〜前に四係のヤツから聞いてさ!しかもかなりいい男なんだろ?」
夏兄はからかうように笑った。
「よ、四係から聞いたの!?誰!?」
あたしは夏兄に詰め寄った。
もしかして…っていうか言いふらすヤツなんてアイツしかいないけど…
「ん?え〜と確か…佐々倉だったかな。」
ハァ〜〜…
やっぱりアイツか…(怒)
「ったく…健太のヤツ〜!!」
あたしは頭を下げ、項垂れた。
「なんだよ〜男出来たんなら紹介しろよなー!寂しいじゃねーか」
夏兄はあたしのおでこにデコピンをした。
「わ、分かったよ〜!いつ紹介すればいい?」
「あ、兄貴帰ってくる時に連れてくればいいじゃんか!」
「えーーっ!?いきなり実家〜?」
あたしは声を上げた。
「ま〜いいじゃねぇか!とにかく連れてこいよ!親父とお袋にも言っとくから!」
夏兄はニカッと笑った。